スーパーウーマンじゃなくても

大学院・研究

先週土曜、修士論文の提出期限に
久しぶりに同期とリアルで会い話し、気づいたことは、意外にも自分の心の成長でした。

※カウンセリング修士の学生ラウンジから見える、茗荷谷の夕暮れ

修論提出を猫の手としてお手伝い

先週土曜は、大学院の修士論文の提出期限。

私は午前中、自宅でウェブの講義を受けてから
午後イチで大学院に行き、締め切り時間の20時まで、同期のお手伝いをしていました。

修論をデータで提出する学位もあるそうですが、カウンセリング学位は紙で3部の提出が必須。

論文以外にも、審査願や目録、概要、論文公正確認書などがいるため
それらの書類は、既に論文を提出し終えたしっかりものの同期が、記入や押印モレをチェック。
(「、」と「,」の違いでも、不受理→修正→再提出が求められます)

心得のない私は、印刷、穴あけ、ラベル張り、お疲れ様会の買い出し、データ解析室のPCの後ろで応援(結局これがメイン)などをしていました。

学生ラウンジのホワイトボードに
提出予定者全員の名前を「提出済」「提出手続き中」「未提出」に分けて書き、進捗管理。

17時を過ぎても学校に現れない同期(天才かつ天然)には、電話をかけ急がせて
20時の締切10分前に、最後の1人が駆け込み、無事、全員提出完了できました。

なりたい自分に近づいている

そもそも当日、このお手伝いに行くか否かは、ためらいがありました。

自分が論文を出すわけでもなく、しかも先送りしたのに
「がんばれ」とか言って手伝いなんかして、気分悪く感じる人がいたら申し訳ないな、と。

※長年しみついた、私の思考回路です

でも、みんなには今までたくさん助けてもらったし
仕事・家庭・研究を両立させながら、直前期は寝ずに論文を完成させたのだから
たとえ猫の手以下でも手伝いたいし、心から「よかったね」と祝福したい。

それなら、私にできることは、自分が「そうしたい」と思う方を選ぶこと。
それを他人がどう感じるかは他人の問題で、私にはどうしようもないことだから、気にしない。

こう考えられるようになったのは、まぎれもなく心理学を学んだおかげです。

人がどう思うかではなく、自分の素直な気持ちを尊重する。
それにより生じた結果は、自分が引き受けると決めておく。

ささいなことですが、少しずつ自分がなりたい自分に近づけている気がします。
まあ、加齢による適応という側面もありますが。

実際には「お手伝いありがとう!」といろんな方が言ってくれました。

スーパーウーマンじゃなくても

お疲れ様会では、姉後肌の子がお酌をして回りながら
「アンポンさん(=私)なに落ち込んでんの!!スーパーウーマンと比べてもしかたないじゃーん」
と言いながら、去っていき。

私の所属ゼミには、超スーパーウーマンがいて
多分、私が壁の方にいたので、心配してくれたのだと思いつつ

「そういうあなたも、スーパーウーマンですから!」
「あなたもあなたもあなたも、みんなそうですから!!」と言いたい。

だって、男性も含めて、たった今、論文提出し終えたばかりなのに
もう次に始める仕事や起業、資格取得や博士後期進学の話をしてる・・・

でも、その場にいながら感じていたのは
「ああ、すごい人ばかりでうれしい。私もやらなきゃ」的な、不思議な幸福感です。

今まで自分は、どちらかといえば劣等感を感じやすいタイプだと思っていました。

ただこれも知らないうちに、スーパーウーマンじゃない自分に対し
「人は人、自分は自分」の割り切りが、上手になったのかもしれません。

先送りが正解だったかは分からない。
でも、失敗だったとは思いません。

「私がこれだけやっても、研究結果がこれ以上のものにはならないことが分かって、よかった」と
「タラれば」の後ろ向き後悔ではない、前向きな結果が得られますから。

それが自分にとっての正解です。

まとめ

以上、先週土曜、修論の提出期限を迎え、同期たちとリアルで会い、感じたことを書きました。

みんなは、2週間後の最終口頭諮問を経て、修了となりますが
私は5月の提出期限まで、もう少しこねくりまわします。

仕事の方も、お客様が確定申告の資料を早め早めに送って下さり、本当に助かっています。

-大学院・研究

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