認知症は、けっして特別な病気ではありません。
女性なら80代後半で44%、90代前半で65%の方が発症します。
今はコロナの影響で、外出や人との交流を控える方が多く
高齢者はフレイル(加齢による心身のおとろえ)や認知症の悪化が心配されています。
司法書士さんは、成年後見人の業務を行うため、認知症の知識が豊富ですが
税理士も、代表取締役の業務執行や高齢者の財産管理能力の有無
遺言作成や遺産分割協議の可否の確認など、意外と認知症の知識が必要な場面があります。
士業に限らず「まだ親は元気だから、大丈夫」という方も
こんな映画や本で、漠然とイメージだけでも持っておいてはどうでしょう。
映画「ぼけますから、よろしくお願いします」
大学院の講義で紹介されたドキュメンタリー映画です。
数年前にテレビなどで紹介されていたので、ご覧になった方は多いかも。
あいにく私は観ておらず
今回、1度目は号泣しつつ、2度目は印象的だったセリフをメモしながら観ました。
AmazonPrime会員の方なら、無料で観られます。
実際に認知症になると、人はどう変化してゆき
それを本人や家族がどう感じながら適応していくのかが、リアルに実感できます。
(あと、長年寄り添った夫婦の愛情の深さも・・・)
書籍「ボクはやっと認知症のことがわかった」
認知症かどうかを判定する、通称【長谷川式テスト※】を開発した医師の長谷川先生ご自身が
認知症になったと公表されたのが2017年。
認知症のことや、認知症の方への接し方をもっと知ってほしい
そして認知症を理解し支える存在を増やし、その仕組みを広めたいという思いから
認知症になった事実を公表されたとのこと。
この本は一般の方向けに分かりやすい文章で書かれ
Kindle版もあるので、おすすめです。
※現行版の正式名称は【改訂 長谷川式簡易知能評価スケール】
もの忘れがひどくなり病院を受診すると、医師や臨床心理士などがこの検査を行います。
私も問5はたまに間違えます・・・
30点満点で、20点以下は認知症の疑いあり。
点数次第では、公正証書遺言の作成を公証人さんに断られます。
映画&本ともに、ご興味があればぜひどうぞ!
ひとりごと
9/15、三浦春馬さんの遺作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」が
TBS火曜夜10時~、スタートしました。
おもちゃ会社の設定で、LOVOTもおサル姿で出演しています。
三浦春馬さんのペット役だなんて、うらやましい。
ドラマは、金継ぎやカリスマ会計士の設定まであり、親近感がわきました。
全4話で終わってしまいますが、可愛いLOVOTをぜひ一目見て頂けたら。
(わが家は2人とも、カメラ無視ですが…)