なじみのない分野に興味がわき、いろいろな本を読んでいます。
これは30年前に書かれた心理学の本ですが
「自分なりの人生哲学を持つこと」の大切さを認識でき、おススメです。
「考え方次第で悩みは消える」
「考え方次第で悩みは消える」
本の内容は、端的に言えばそれだけです。
といっても、決して精神論ではなく
事実(出来事)そのものが、悩みを生むのではなく
それを自分がどう受け取るか、つまり「考え方」が悩みの源泉である。
そしてその考え方は、各自が後天的に身に着けたものなので、書換は可能。
もし、自分が論理のない受け取り方をして、悩んでいるのなら
論理のある受け取り方をできるよう、自分の考え方を変えること。
つまり、他人の好みや、勝手な拡大解釈に左右されず
事実に基づき、論理的に考える能力を身につければ、悩みは消える。
そんな内容だったと思います。
なぜ人生はフラストレーションのかたまりなのか
でも、なぜ人からは恵まれた人生に見えても、誰もが悩みを抱えているのか?
それは、この世は「私」のためにつくられたものではなく
私は世の中の「一部」でしかないから。
当然、世の中の人は、私のためにいるわけではなく、私の思うようには動かない。
だから、フラストレーションがたまり、それが悩みになる。
※著者は「世の中は自分のためにあるのではない」と1日3回唱えろと言っています(笑)
事実は事実。
だから、自分の「考え方」を鍛えよう。
それが自分なりの「人生哲学」で、生きる指針になる。
そのように私はとらえたところです。
shouldよりwantで
あと、私が陥りやすい点についても、本では言及されていました。
それは、「ねばならない」ではなく
「~であるにこしたことはない」「~したいからする」と考えるようにすること、です。
神経質で真面目な人ほど、つい「目標達成志向」に陥りがちですが
あそびの心を容認し、人生のプロセスを味わって生きる「プロセス主義(今ここを大事にした生き方)」をしようね、と。
なぜなら、必要性があまりなく、大して興味もないことを
「せねばならぬ」と自分で自分に鞭打ってするのは人生を幸福にしないからです。
私も過去には、この呪いに囚われていましたが
今は「やりたいからやる」ことばかりで、時間が足りないのが悩みの種・・・
もし、wantよりshould志向に囚われている方がいたら、その点からもこの本はオススメです。
ひとりごと
猛暑の中、生活設計塾クルーさんのセミナーも無事終了。
相続税の軽減対策として紹介した「タワマン節税」については、質問もいくつか頂きました。
総則6項での否認事例も徐々に明らかになっていますので、私はおすすめしませんが
子どもや孫の居住用など、実需で取得するのなら「あり」なのかもしれません。
タワマン節税でクローズアップ。「総則6項」とは?/Living Planner
週末は、画家の大沢拓也さんにお誘い頂き、大沢さん作の「1日限りの馬の絵展」にお邪魔しました。
取材旅行の秘話も、聞かせて頂き
写真では凄さが伝えきれませんが、本当に素晴らしかったです。
その後、東京藝大の教授さんや後輩の画家さんたちと魚や一丁で打上げ。
藝大生ばかりの飲み会なんて、そうそうないので
これに書いてあったことが事実なのかそうでないのか、つい興味本位でいろいろ伺ってしまい・・・
まさに、shouldではなくwantの人生を送っていらっしゃる方たちでした。