税理士・ファイナンシャルプランナー 福田真弓のブログ

楽しく生きるために大切な、お金や税のことをわかりやすく

面倒な仕事をお願いされたとき「ありがとう。勉強になります」と言えたらスゴイ

生きる・働く

今年の所得税の確定申告は、例年より作業に時間がかかります。

理由はこれ↓
財産債務「明細書」は→「調書」へ格上げ 財産債務調書の適用・作成初年度だから。

それにしても、所得税の申告書と一緒に、持っている財産の時価一覧まで
税務署に出さなきゃいけないなんて、やっぱり変。
年間の所得と税額の確定には、何の関係もないのに。

富裕層の方はかなり多額の税金を負担していることだけで
国や地方自治体には十分貢献していると思うけれど
これじゃまるで、生前の相続税申告を強いられているみたいです。

取れるところから取るしかないとはいえ、ね。

**********

財産債務調書の作成もそうですが、
所得税や相続税の申告作業時には、お客様から頂いた資料やヒアリング内容だけでは
課税関係の正しい判断ができないことがあります。

そんなときにはお客様の許可を得て
不動産会社、銀行、証券会社、保険会社などの窓口に電話をかけ、
事情を詳しく尋ねると、大抵の場合、快く教えてもらえることが多いです。

しかし先日は、前例がないケースとのことで
社内の複数の部署に確認して下さった上で、後日回答を頂きました。

なので
「お忙しい中、ありがとうございました。本当に助かりました」とお礼を言ったところ
「いえ。とんでもない。こちらこそありがとうございました。
そういった税務の経験や知識はなかったので、本当に勉強になりました」と言われ
とても驚きました。

年度末も近いし、通常業務で忙しい中、顧客でもない税理士からの問い合わせに対応するのは、
時間もかかるし、面倒だと感じるのが普通です。

私も勤務税理士時代、他の担当者あての電話を取ることが多く
(電話応対のバイト歴が長く、鳴ると取ってしまうタチでした)
改めて調べる必要があるような税務の質問電話に対応しなければならないことがよくありました。

確かに勉強になることも多かったとはいえ
相手の方に対し、とてもそんな応対はできていなかったと思います。

むしろ、電話ばかり取っていて仕事にならない!と、社内でブーブー文句を言っていたかも(^_^;)

受話器の向こう側は、比較的若い男性でした。
仕事ができる・できないの差は、頭の良さや能力じゃなく、この違いか~と改めて再認識。

こちらこそ、(違う意味で)勉強させて頂き、ありがとうございました。

**********

父の古希のお祝いのため、家族で一泊温泉旅行へ。
大好きな石葉です。

喜んでもらえてたらいいな。親孝行、できるうちにちゃんとしておかないと…

-生きる・働く

関連記事

講師が話したいことと聴衆が聞きたいにはズレがある

来月、講師をつとめるセミナーがあり 主催者の方が、参加希望者の事前質問をリストにして、送って下さいました。 ※まだ募集中のセミナーもあります。 ご興味のある方はこちらからどうぞ↓ 第190回 クルーセ …

もし人生が1258字だったら何を書くか

朝日新聞に連載中の「備える相続税」 ようやく8回目の原稿を送り、残るはあと2回分になりました。 「今は本も書いていないし、週1×10回なら何とか」と引き受けたものの、苦戦中。 最大の理由は「毎回125 …

ぜひやりたいと思うのは「ハートに火をつけてくれる」人からの仕事

仕事は平準化したいけれど、やむなく依頼が重なってしまう・・・こんなこと、誰でもあると思います。 今回、雑誌への執筆依頼が3本重なったため、うち2本はやむを得ずお断りし、他の先生にお願いしました。 ひと …

「実はこんな仕事もしてるんです」的アピールはしたくない。でも時には必要なのかも

最近、想定外の事態が続き、その収拾に多少時間を取られています。 そのうちのひとつは、顧問先の経理担当者が、上司ともめて、突然退職してしまったこと。 入力すべき仕訳は毎月2,000件弱あり、さらに振込も …

1足のわらじすら履きかねてたけれど

十人十色の「ひとり税理士」という生き方 posted with ヨメレバ 井ノ上 陽一 大蔵財務協会 2018-05-30 知人である井ノ上陽一さんが編集した『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』 …