今週、5年ぶりの単著となる「自分でできる相続税申告」が発売されました。
企画から完成まで2年弱。長かったとはいえ、今思えば、充実した日々でした。
「自分でできる相続税申告」を執筆した理由
平成27年以後、新たに相続税の課税対象となった方々の中には
サラリーマンや公務員など、もともと「税理士」に縁のない方が多くいます。
遺産が自宅と金融資産くらいなら、所得税の確定申告のように
「自分で申告書を作ってみよう」という方が増えるだろうと感じていました。
でも、税理士向けの専門書や、一般の方向けの遺言本や相続税の節税本は書店にあるものの
「一般の方向け」の「相続税の申告書を作る手引きとなる本」は見当たらず。
インターネット上で得られる情報も、正確さや分かりやすさの点で十分でなく
少しでもそういった方々の手助けになるといいなあ、という思いで
執筆をスタートしたのが昨年4月。
今年の8月にようやく書き終え、自由国民社の古村さんと修正を繰り返し、
最終的には10月に再校ゲラを、元同僚かつ最も尊敬する友人でもある
税理士法人タクトコンサルティングの林陽子さんに読んで確認してもらい
ようやく完成に至りました。
古村さんの励ましがなかったら、絶対に最後まで書けなかったし、
林さんの最終チェックがなかったら、
きちんと自信をもって出版することができなかったと思います。
本当に、このお2人のおかげといっても過言ではありません。
とはいえ、限られたページ数の中で悩み抜き、最終的に削った項目もたくさんあります。
お手に取られる機会があれば、苦言・提言でも構いません。
ご意見を頂けたらうれしいです。
新版「身近な人が亡くなった後の手続のすべて」は12月20日発売
また、共著の「身近な人が亡くなった後の手続のすべて」は、12月20日に新版が出版されます。
★初版とは、こんなところが変わりました。
・マイナンバー制度、法定相続情報証明制度など、新しくできた制度に則った内容にしました。
・相続税法、年金制度、健康保険など、こまごまとした制度の改正に対応しました。
・「もっと詳しく知りたい」というご要望の多かった「生前対策」の項目とページ数を増やしました。
・年金事務所、税務署などの公的機関等に提出する手続書類の様式を、最新のものに替えました。
・巻末には、用語索引と、亡くなった後の手続の際に参考になるウェブサイト情報を付け足しました。
・その他、初版をお読みいただいた方から頂戴した
ご意見・ご要望にできる限りお応えするようにしました。
平成26年発売の従来版は、現在58万3,000部となっていて
なんと今年のAmazonのランキングでも「ビジネス・経済」部門で15位に入ったとのこと。
こちらの執筆とゲラチェックも時期が重なり、今年後半は本当にハードでした。
単著と新版の共著、どちらもみなさんのお役にたちますように。
ひとりごと
ゲラチェックが佳境を迎えていた10月以降も
合唱団の演奏会や ※フォーレのレクイエムを歌いました。現役の東京藝術大学大学院生の高橋美咲さんと♪
未来経営塾OBの忘年会や
新宿御苑のお茶会や
未来経営塾3期生、武藤さんの会社のパーティーなど ※タクトコンサルティングの玉越社長と飯田先生と
ワークライフバランスを上手くとっているうちに、早12月。
今日は急に寒くなりました。
みなさまどうぞ、暖かくしてお過ごしください。