『身近な~』本の読者のみなさまから
出版社に返送された、アンケートハガキを読ませて頂きました。
中には、103歳の方からのおハガキも。
貴重なご意見をたくさん、ありがとうございます。
税金部分については 「相続税の速算表が役に立った」とか、
「税務調査やペナルティについては、他の本に書かれていないのでよかった」 というご意見もあれば
「自宅といえばマンションなのに、マンションの評価方法が載っていないのは変だ」
というご意見もあり。
都心部と地方とでは状況がまったく違うので、難しいところですが、
ご意見は、改訂版や今後の出版にできるだけ反映させたいと、編集者さんと著者で話しています。
また、一番驚いたのが
「著者の略歴に年齢 くらいは記載してほしい」という、おハガキがあったこと!
しかも、そこだけ赤いボールペンの文字で…決してトシを隠していた訳ではないのですが
若い専門家と年配の専門家、どちらが適任かは、ケースバイケースだと思います。
でも、少なくともその方にとっては、(若い・年配、どちらがいいかはともかく)
ハガキに赤字で書くほど、著者の「年齢」が大事だったということになります。
通常、執筆や講演の仕事では、著者や講師の略歴を掲載しますが
字数に制限もあるため、お客様にとって重要度が低そうな
生年月日や大学名については省略することが多いです。
著者自身の希望により、伏せることがあるかもしれません。
税理士資格の取得に際し、5科目合格ではなく、大学院に進み数科目の免除を受けた方は
大学名は明らかにしていても、大学院進学の事実や大学院名は伏せる方が多いです。
また、過去に弁護士さんをご紹介する際
「○○大学、△△大学、××大学の人でないとイヤです」と言われたこともありました。
そんなの、離婚や相続事案の腕には、一切関係ないと断言できます。
だって、法律は毎年変わるし、実務の現場でお客様の希望を叶えるには、若さと体力も必須です。
過去の学歴や経験も重視しつつ、かつ、今も必要な勉強をしっかり続けている専門家なのか、
自分が依頼している分野の実績はどうか、
フットワークは軽いのか、質問しやすそうか、信頼できそうかなど
大切なのは経験・知識・相性の3つのバランスだと思います。
とはいえ私も、仕事上は実年齢より上に見られた方が、何かとやりやすく
それ以外のシーンでは、若く見られたら、それはそれで機嫌よくいられてハッピーですが。
オンナゴコロは複雑です。