税理士試験は8月初旬。
この時期になると、自分が受験生だった頃を思い出します。
「反骨心」のかたまりでした。
初日に3科目受験
税理士試験。
私は、簿記論、財務諸表論、消費税法を、同じ日に一気に受けました。
当時、東京会場にはクーラーがなく
9時~17時半まで体力が持つか心配だったので
単身赴任の父がいて、クーラーのある福岡で受験。
財表は超絶難しく、合格ラインは30点代。
消費税の理論は、Cランクの国等の特例が出題され
しかも、前の席の女性の超ロングヘアが、私の答案用紙におおいかぶさり
(自分の机が、前の席の椅子とくっついているタイプの会場でした)
必死でその髪の毛をかき分けながら
汗まみれで理論を書いたことだけは、今も覚えています。
反骨心の先にあるもの
「絶対に1年で3科目受かってやるんだ」という強い思いの源が、反骨心でした。
就活を経て社会に出て
不条理だと思ったこと、不本意だったこと、そして劣等感。
税理士試験にパスすることで、少しでもそれを払拭したかった。
利己的で恥ずかしい限りですが…
でも、今思えば20代のうちはそれでよかったと思うんです。
最初は利己的な、自分目線の動機でも
一生、自分のためだけに学んだり、働いたり、生きたりすることはありえない。
年を重ねれば、まわりまわって必ず誰かの何かのためになることをしています。
40代での大学院受験も8月でしたが、税理士試験のような反骨心は皆無でした。
感情を大事に
一般的に、感情的になる(=感情のままに行動する)のは好ましくないと思われがちです。
でも、たとえネガティブな感情でも
腹が立って当然の場面では怒りを、悲しいときは悲しみをちゃんと感じて味わうことは大事。
それを表に出すかは、また別の話ですが
自分の感情こそが、自分を動かす原動力になります。
今年は東京に限らず、世界的に猛暑だそうですが
税理士も大学院も、受験生のみなさん、どうぞ体調に気をつけて実力を発揮して下さい。
にしても、10年後、20年後の東京の夏は、果たしてどうなっているのでしょうね…