眠れないときの対処法

心理学・カウンセリング

「眠れない」という悩みを、最近、複数の方から聞きました。

・ 体は疲れているのに、眠れない
・ いろいろ考えてしまって、眠れない
・ 夜中に目が覚め、もう一度寝つけず、目が冴えて気づいたら朝

など。

私も以前は同じようなことがあったので
(特に、ネガティブな考えで頭がいっぱいになる系)
焦りやつらさはよく分かります。

どうやって今は問題なく眠れているのか、対処法を書いてみます。

ベッドに入った後のルーティーン

毎晩ベッドに入り目を閉じた後は、必ず同じルーティーンをしています。

といっても、大したことじゃなく

・ 寝室の明かりを消したのと同じように、心の中で「パチン」とつぶやき、自分のスイッチを切る

・ 深い呼吸をしながら、両手と両足がベッドに重く沈み込んでいくのをイメージする

だけです。

頭ではなく体に集中

これだけで眠れることもありますが

仕事のこと、家族のこと、
やらなきゃいけないいろんなこと、
他にも悩みが、頭に浮かび始めたら

頭の中の考えから、自分の体に意識を戻して集中します。

もう一度、手足の重さをしっかり感じ

あと私は、首や肩、太ももの裏などの慢性的な痛みが日によって違うので
全身をスキャンするイメージで、それをじっくり感じたりもします。

途中でまた考えが頭に浮かんでも
空を流れる雲のように、
その考えが自然に消えていくのをイメージしながら、また体に集中します。

そのうちに、ほぼ意識がなくなり寝ている気が…

自分をちゃんとメンテする

あと、普段からの心がけとして
忙しくても自分をちゃんとメンテすることが、とても大事だと思います。
(美ではなく、健康の)

忙しいと絶対に後回しになってしまうので、無理やりにでも。

体が疲れて弱ると心も弱くなって、余計にネガティブな考えが夜、頭から離れなくなります。

私は
・ 毎朝のラジオ体操
・ 毎晩、湯船につかる
・ 週1のプール
・ 隔週のピラティスと鍼
・ 月1の整体
などをしてますが

お風呂あがりにローションやミルクを
セルフマッサージがてら、体にゆっくり塗るのもリラックスできます。

どこかが冷えていたり、こわばっていたりしたら
手のひらで温めるとか。

ベッドに入った後のルーティーンは自己流ですが、
先日読んだ、精神科医さんが書いたトラウマの本にも
「考えストップ法」として似た方法が載っていました。

今日一日頑張った、自分をいたわるゴールが睡眠ですよね。

眠れない夜のある方は、どうぞ自分に合う方法を探して、いろいろ試してみてください。

-心理学・カウンセリング

関連記事

おすすめ本『セルフケアの道具箱』伊藤絵美さん著

体の不調に比べ、心の不調には気づきにくいもの。 伊藤絵美さんの『セルフケアの道具箱』には 誰でも簡単にできる心の健康法が、100個、紹介されています。 ストレスモデルについての専門的な考え方も、分かり …

既に消化試合。だからこそ内発的動機づけで埋め尽くしたい

先週、北海道に行ってきました。 札幌で、勤務税理士時代の友人とゴハンを食べたとき 彼女が「私たちはもう消化試合だからね」とつぶやいていて それが、いい意味で印象的でした。 目次1 役立てたことが分かる …

自分が嫌い・人と上手く付き合えない。そんな方には「分人主義」がおすすめ

自分のことが好きになれない。 人との距離感の取り方が分からない。 そんな方は、「分人主義」の考え方を取り入れると、少し楽になります。 目次1 人は「個人」ではなく「分人」の集まり2 キャラも本当の自分 …

サクセスフル・エイジング。幸せに年をとるには

「サクセスフル・エイジング」という言葉があります。 直訳すれば「幸せに年をとること」です。 心理学者のユングは、人生を1日にたとえ、40歳ごろを「人生の正午」と呼びました。 私は41歳のときにそれを知 …

shouldではなくwantでいっぱいの人生を送る

なじみのない分野に興味がわき、いろいろな本を読んでいます。 〈自己発見〉の心理学 (講談社現代新書) posted with ヨメレバ 国分 康孝 講談社 1991-03-15 これは30年前に書かれ …