インポスター症候群ってご存じですか?
別名、詐欺師症候群ともいわれています。
「ああ、また私インポスター症候群だ」と思う出来事があったので、書いてみます。
インポスター症候群とは
インポスター症候群とは
努力して成果を上げ、周囲からも評価されているのに
それは自分の実力じゃなく、運がよかっただけで
いつかは本当の実力がバレるのではと、自分を過小評価し不安に思うこと。
自分の能力は高くないのに過大評価されている
=周囲をだましている詐欺師のような気分になるところから、こう呼ばれているそうです。
シェリル・サンドバーグさんの『LEAN IN』を読んだ方はご存じかもしれませんね。
もともとは、心理学者が女性プロフェッショナルを対象に行った臨床研究がベースになっています。
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲 (日本経済新聞出版)
女性特有だと知っておく
ここでぜひ知っておきたいのは、
インポスターは女性や人種的マイノリティーに特有の症状だということです。
その理由のひとつとして
女性は男性と比較しセロトニンの生成能力が半分以下だから、と聞いたことがありますが
(事実かどうかは?
少なくとも、セロトニンは女性ホルモンと連動していて
更年期は低下しやすいのは事実でしょうが)
それはともかく、もしこういう感情が湧いたら気づき、一呼吸おいて
確かに周りの人のおかげや運もあるけれど、
十分頑張ったし、それに見合う実力もあったからだよ、と
自分で自分の肩をポンポンと、優しくたたいてあげることが大事だと思います。
「自分は下駄を履いている感」の功罪
インポスター症候群で、自分を卑下しすぎることには気をつけたい。
でも、自分が下駄を履いている感を持つことは、悪いことばかりじゃない気もします。
自分は足りていないと思うからこそ
誠実に努力したり、地道に準備したりするともいえるので。
ジル・チャンさんの『静かな人の戦略書』にも書かれていましたが
(本書だと、私はやや内向的タイプでした)
外向的な人の方が、はったりも効くし評価されやすいけれど
控えめな態度の方が逆に、信頼感を生むこともあります。
無理せず自分らしい態度でい続けること。
それが、望む仕事や人間関係を引き寄せることにもつながると感じます。
おわりに
今回の、私のインポスター症候群の発生は
来週のセミナーレジュメに「講師プロフィール」ページをを入れるか否か。
私はできれば入れたくない。
プロフィール文を読むと、たとえ事実でも自分のリアルな実力とは乖離してる気がします。
それにぜひ知って欲しいのは、私なんかのプロフィールじゃなく、相続贈与の内容だし。
で、入れずにレジュメをお送りしたら、クルーの深田さんから
「プロフィールは、表紙の次に入れてください。
自分を知ってもらうことは大事。
しっかり自己アピールしたプロフィールを入れてくださいね」
と諭されました。
活躍されている女性の先輩の、アドバイスは貴重です。