税理士・カウンセラー 福田真弓のブログ

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正直でいられる。それがフリーランスでよかったこと

生きる・働く

先日、雑誌の取材を受けました。

ひととおり話した後に、記者の方から
「それは税理士としてのご意見ですか?それともFPとして、ですか?」とたずねられ
少し戸惑いました。

時と場合によって、アドバイスは変わるべき?

質問の意図が分からなくて
とっさに「福田真弓、個人としての意見です」と答えたものの

独立開業して10年超。
発言ごとの自分の立ち位置など、考えたことがなく。

取材に限らず、税務相談や個別コンサルティングなどでの
どんな質問や相談に対しても

いつも「自分がその方の立場だったら」と考え
受け答えをしていたと気づきました。

自分が当事者なら、実行しないこと
自分が家族や友人、知人からアドバイスを求められたとしたら、勧めないこと
それはもちろん勧めませんし

取材や執筆、講演でも
本心だけを、書いたりしゃべったりしていました。

それゆえに、引き受けるのをやめた仕事もいくつかあります。

だって、たとえば素人では判断できない
手術や治療法の是非を、お医者さまにたずねたとき
お医者さまが「私だったら実行しないし、私の家族なら止めますけど」と
おっしゃったら、怖すぎますよね。

ただ、記者の方が、私にそう確認したことから推測すると
自分が所属する組織や、提携先などとの関係もあり
一般的には、時と場合により、話す内容を変えるのが普通なのでしょう。

だとしたら
いつも相手の話をそのまま受け止め、それが自分のことだったらと考え
思ったことを正直に語り、専門家としての判断ができること

それができる仕事はまれで、フリーランスのよさかもなあと
あらためて感じました。

知識はいつでも学べる。でも、価値観はすぐには築けない

だから、プロならもちろん知識や経験が豊富な方が好ましいけれど
私は、それらが足りないことより
顧客への共感力や正直さが足りないことの方が、ずっと怖いし、問題だと思うのです。

なぜなら、かんぽ生命の問題からもわかるように
プロと一般の方との間には、情報量や知識レベルにかなり差があります。

そして、相談者にとって本来は不要な商品やサービスでも
それを提供できれば、プロ側の利益になることが多いからです。

知識や経験は、思い立ったらいつでも学び始め、積み重ねられます。

でも、相手の気持ちに共感し、一緒に考える力は
今までの人生で築いてきた価値観に基づくものなので
一朝一夕では身につきません。

だからこそ、どの道のプロでも
常に「自分が相手の立場だったら」と自然に考え、正直でいられることが
実は一番大事なことで

それができれば、知識や経験の多寡は
気にしすぎなくて大丈夫なのではないでしょうか。

ひとりごと

昨夜は、あるご夫婦と夕食をご一緒しました。

私が新卒でOLをしていた会社の方ですが、当時は面識がなく
知り合ったのは今から2,3年ほど前、税理士の仕事を通してです。

奥さまの頭の回転があまりに早すぎ、会話も楽しすぎ
あっという間のひとときでした。

-生きる・働く

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