27刷/32万部になりました。なんだかもう、よく分からない部数です。
アマゾンには、「父が亡くなった時に兄妹で同じものを購入しました。
同じ本を見て話せるように、同じものを持っていてよかったです」という、
一家に1冊ならぬ、一家に2冊という大変ありがたいコメントも。 活用頂き、本当にありがとうございます(*^_^*)
**********
先週の未来経営塾のテーマは「人事・労務・コミュニケーション」でした。
急成長中の中小企業には、人事労務の問題点が(も)山積みです。
「入退社が多い」「部門の改廃や担当業務の変更が激しい」 「組織図がなく業務分掌の管理がされてない」
「残業が異常に多い」「人事考課システムや給与体系がない」 「階層別の研修制度がない」etc
その上、給料も劣るときたら、シューカツ生が大企業を目指すのも当然でしょう。
しかもそういった会社の社長ほど、短気な人が多いのがさらに問題…
従業員に「社長がそういうならしゃーないなー。よし、やったるか」と頑張ってもらうには、
従業員との上手なコミュニケーションが何より大切だからです。
そこで、講義で紹介されたのがこの本↓
会社を伸ばすには、リーダーのEQがカギになりそうです。
EQ=emotional quotient(こころの知能指数)とは、
知能テストで測定されるIQ=Intelligence quotient(知能指数)とは異なる「頭の良さ」で
「自分自身の感情や他人との関係をうまく処理する能力」のこと。
学校のテストや知能検査など、広く世間で信用されている頭の良さの基準は
実際にその人が社会に出て、成功するかどうかの基準にはならず、
幸せな人生を送れるか、世の中に役立つ人間になれるかどうかを決定する要素でないことは、
心理学の公然の秘密だそう。
もちろん、大きなグループ全体で見れば、IQと生活水準の間に相関関係はあるけれど
人生の成功にIQが与える影響は、多く見積もっても20%程度だとのこと。
それよりも、感情をコントロールする自制心や、他者に共感し協調する能力であるEQで、人生に差がつきます。
アタマのよさは、たった2割でいいのかー♪
脳の話も多く、訳書でやや読みにくいですが、こどもの教育に携わる方やママたちは一読してほしいかも。
こどもの能力を画一的な側面(学力)だけで測って評価し、順位づけせず、
対人技術に優れているとか、人の気持ちに共感する能力にたけているといったEQを、
見つけて伸ばす仕組みがあったら?
自分に合っていて、楽しく、充実し、そこそこ(以上)稼げる、世の中に役立てる道はたくさんあり
本人がそれを見つけて伸ばす一助になると思うからです。
税理士だっていろんな働き方があり、EQ次第で道はゴマンとありますから(^^ゞ