横隔膜・声帯・丹田。息と感情の特訓中

楽しむ

昨年9月、ひょんなことから第九を歌う集まりに加えて頂き、歌う楽しさに目覚めてしまったため
先月から、合唱団に入り、さらに声楽の個人レッスンにも通い始めました。

まずは、コンコーネ50番とイタリア歌曲集からスタート。
声楽初心者の定番だそうで、CDも買い、ピアノでメロディーをとり、歌っています。
ドイツ語の次はイタリア語・・・(^_^;)

初めてのレッスンで、個人レッスンの先生に指摘されたこと。
それは、歌がヘタなことでも高音が出ないことでもなく、感情。それが私に足りないものでした。

息?

声楽の声の出し方は独特です。
ベルカント唱法といって、背中に大量の息を入れ、横隔膜でその息を支え、頭の後ろから声を出し歌います。
体を楽器のように響かせないと、マイクなしで1000人には声が届きません。

でも、私は腹式呼吸がスムーズにできないし、背筋もないので
つい、のどを締め、カラオケのように口だけで歌ってしまいます。

横隔膜や声帯の写真入りの本を読んで勉強しても、そもそも生まれてこの方、
横隔膜声帯という存在を意識したことがなく、自分自身の体なのに、どう使ったらいいのか分かりません。
「ほら、丹田で引っ張って」と言われても… 丹田ってどこ?

今までは、呼吸を意識するとしたら、講演の前は深呼吸をして落ち着こうとか
ヨガのときには、深く吸って長く吐こうとか、その程度。

先生は「人間なんて、使う分だけ吸って、ただしゃべって生きてるから、しょーがないよ」と言って下さいますが
自分の生命を支えている「息」なのに、意識したことがない、という事実に驚きました。

近頃は、駅のホームで電車を待つとき、ランチやスーパーのレジの待ち時間、ひとり真剣にスーハーしています。

感情?

歌詞のない、メロディーだけで歌うコンコーネでも、先生からは
「ほら、切ない息吸っとく!」「響かせよう根性出さないと!」「出だしの一小節前から興奮してて!」
というアドバイスが飛んできます。

でも、普通に生活してたら、絶対そんな息吸わないしそんな根性出さないし興奮しないし…(^_^;)

仕事柄なのか、それとも性格か。
多分、感情をあらわにする人は、ビジネス上は未熟だと他人から思われる。
特に女性は、感情的になりがちだと言われる(気をつけよう)。

そんな長年の考えと思いが、歌っているときも、アタマとココロから離れない。
だから、自分は感情をあらわにしているつもりでも、自分のカラダ(声帯)にも伝わらないし
他人にもそう見えない、のかなあと思います。

そこを変えたい!!

「表現するなんて、普通の生活ではなかなかないけど、でも歌は感情そのものだし、だからこそ感動するんだよね」(先生)
そうだなあ~。だから、続けるうちに、いつかはそんな歌が歌えるようになりたい!

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