今日は、平成26年の路線価の公表日です。
「路線価図」は、相続税や贈与税の計算上、土地の価額がいくらなのかを求めるときに使うもの。
道路ごとに、その道路に面する土地の1㎡あたりの値段が付されています。
都心のお客様の土地を確認したら、住宅地でも路線価は軒並み1~2万円アップしているようでした。
ということは、今年の後半はまた、「相続税増税をあおるブーム」になりそうです。
自分の自宅や実家の路線価は、できれば自分で確認しておいた方がよいですね。
KDDI 時代の秘書の先輩からランチに誘われ、本社まで行ってきました。
先輩は、遠くから見ても近くで見ても美しく、さらに頭のきれる方なので、
いろいろな方の近況を伺いながらうっとり見とれ、そして改めて
「私が会社を辞めずに勤め続けても絶対こういうステキな秘書にはなれなかっただろうな~」と納得し、飯田橋を後にしました (^^ゞ
年に何回か、この本の読者である就活生や税理士受験生から、訪問や質問メールなどを受けます。
また、お客様や知人などから、お子さんやお孫さんの進路に関する悩みを聞くこともあります。
私特有の質問事項といえば
・ 税理士を目指すため、大企業のOLを辞めた理由
・ 税理士試験5科目を3年で取得する方法
・ 税理士としてのキャリア
などですが、個人ごとに違うであろう方法論や体験段を聞くよりも
「仕事(や夫?)を選ぶ上で、頭のスミに置いておいたら、もっと迷わないし楽に進めるのでは」と
感じたことがあったので、メモしてみました。
1.好きなこと、得意なこと、やりたいことの「逆」を探す
仕事を選ぶときには、まず自分の好きなこと・得意なこと・やりたいことを探すのが、一般的だと思います。
先日、自宅の引っ越し荷物を整理していたら、私が大学3年生のときに作った「就活ノート」が
ひょっこり出てきたので、感慨深く読みました。 ←だから荷物整理が進まない・・・(>_<)
企業研究や自己PRのページより、「自分の好きなこと・得意なこと・やりたいこと」の3点を自分で掘り下げ、さらに周囲の人にインタビューした結果のメモの方が多かったです。
「20年たっても、思考回路は全然、成長してないし」と思う一方、今なら分かることもあり・・・
それは本当に合う道を選びたいなら、逆に 嫌いなこと・苦手なこと・できないことを探すべきでは、ということです。
これらを頑張って克服しようと努力しても、成果は上がらない。それだと、心や体がつらいですよね。
嫌いなことはできないし、苦手なこともできないし、できないことはやっぱりできません。
それに気づくと 「だからこそ、そうではない道を選んできたんだ」と、自分で納得できるし
ここでやるしかないんだと、腹がくくれます。
(私のように)ナマケモノ&わがままものの場合には、そういう「あきらめ」があった方が
道も絞りやすいし、選んだ道への真剣度も増して、上手くいく割合もアップするように思います。
2.自分の良さは自分ではなく人が見つけてくれるもの
就活でも婚活でも、「自分はここが優れている」「自分のセールスポイントはここだ」と
自分で自分の長所を探さなければならないことがあります。
でも、 (私のように)ネガティブ・シンキングで、自己否定しがちな人だとそれを無理矢理探すのは、困難です。
だけど、ちょっとだけ謙遜しすぎず、周囲の声や評価に耳を傾けると
「ここは人より、少しは優れている」という点が、必ず複数見つかります。
それを、書きとめつなげると、必ず人とは違う「自分の良さ=セールスポイント」になります。
3.特別に人より秀でているものがなくても、組み合わせれば大丈夫
「とびきり頭がいい」「とびきり美人だ」「とびきり家が裕福だ」
そんな「とびきり」がある人は、ごく一握りの人だけです。
就活のとき、「今年、女性の総合職は、縁故枠から東大卒の女性を1人採用するだけです」と言われたこともありました。
そういう人は特別です。
凡人は、自分の良さを組み合わせ、総合力で会社や男性に選んでもらうしかありません。
総合力といっても、何でもまんべんなくこなすジェネラリストを目指すわけではなく、
複数の 「嫌いではないこと・苦手ではないこと・まあできなくもないこと」を磨くだけです。
会計士・税理士の世界でも、とびきり頭のいい人や勉強好きな人たちと、今まで一緒に仕事をしてきました。
税務の実力だけで、その人たちと肩を並べられる訳がなく・・・
私の税理士としての存在意義は、たぶん、そこではないのです。
21歳の女子大生が41歳になると、少しは見方も変わります。