税理士のための百箇条

生きる

今日は、弁護士関根稔先生の研修『税理士のための百箇条』に参加しました。
具体的な税法の研修ではなく、有料なのにも関わらず、さすがに!満員御礼でした。

 

関根先生から頂いた、百箇条のご著書は何度も読み、
また、業務上の疑問点やささいな迷い事などを、時折メールでご質問させて頂くものの
直接、お話を伺える機会は(辛口コメントも含め)貴重です。

私たち当事者を含め、税理士に対し何らかの不満を抱かれている、経営者や金融機関の方々など
税理士と仕事上関わらざるを得ない方も、一度、先生のご著書をお読み頂くと、
税理士の立場や思考回路が分かり、ビジネス上・精神衛生上、よいかもしれません。

先生がいつも強調されるのは
「できるだけシンプルに。かつ顧客に対しては、自分の知恵におぼれず、
思想生き方に基づいたアドバイスを」という点です。

例えば、税法の抜け穴を探せば節税できることもありますが、たとえ法律上は認められていても
「それはちょっとね・・・」と感じるような節税策も、中にはあります。

「それはちょっとね・・・」と感じない税理士と顧客なら
条文上、字面だけ読めばOKだと思うなら実行するかもしれない。

でも、自分が「それってどうなのよ」と思い
かつ、自分が顧客の立場だったら実行しないというのなら、
顧客には一応説明はするとして、薦めない方がよい。

先生は、その感覚を「倫理観」とおっしゃっていましたが、
私の素人感覚では、そこまで堅苦しくなく、「美しいか・そうでないか」といったイメージです。

美醜の「美」ではないけれど
自分的に「それって美しくないし、気持ち悪い」と感じるものは、避ける。

それを即座に判断できる感覚は、税務の知識と同じくらい重要だと思います。
プライベートや人間関係でも同じかもしれません。

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自由国民社の営業担当の方が
「著者のみなさまにもぜひご覧頂きたい」と書店の写真を何枚か送って下さいました。

中でも、高槻の大垣書店さん。

高槻_大垣書店DSC_0519

半端ない冊数を置いて下さっています(返本が心配ですが・・・)。

以前、別の出版社から単著を出版した際
営業の方と一緒に、大阪府内の書店を回ったことがあります。

なので、書店で本を平積みにして頂くことがどれだけありがたいかは、よく分かります。

先日、別の打合せで自由国民社さんに伺った際には
返送された読者ハガキを多数読ませて頂きました。

売って下さる方、読んで下さる方がいることのありがたさ。
著者全員、増刷になるたびに、ひしひしと感じています。

-生きる

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