投資初心者にとって最初のハードルは、「何に投資をしたらいいか」だと思います。
中でも投資信託は、選び方が難しいと思われがちですが
「商品名の見かた」さえおさえれば、だいたいの中身が分かるようになります。
※お花の詰め合わせ
大事なのは、どこで買うかより何を買うか
どの証券会社に口座を開くかを、あまり悩む必要はありません。
大手ネット証券のどこかなら、大丈夫です。
なぜなら、どこで買うか(どの証券会社に口座を開くか)より
何を買うか(どの商品を買うか)の方が、大事だからです。
服やアクセに置き換えたら、分かりやすいかもしれません。
口座を開いた後は、つい名前をよく知っている会社の株を買いたくなりますが
初心者には「投資信託」の方がおすすめです。
少ない投資額でもプロの手で、分散投資しながら運用してもらえるメリットがあるからです。
投資信託のネーミングにはルールがある
そこで悩むのが、「どの投資信託を選んだらいいか」
投資信託とは、ざっくりいえば、いろいろな株や債券の詰め合わせ。
イメージは、贈答用のお菓子の詰め合わせでしょうか。
となると、肝心なのは中身です。
中に何がどんな割合で入っているかが、買うかどうかを決めるポイントになります。
そのときの手がかりになるのが、「投資信託の名前」です。
投資信託は、一定のルールに従って名前がつけられていますので
そのルールを知れば、何にどんな方針で運用されているのかという、中身が大体分かります。
基本的には、以下の「①+②+③」のパターンでネーミングされています。
① 運用会社名 または シリーズ名
② 投資対象
③ 運用のスタイル
①は、その投資信託を作っている会社はどこか
②は、詰め合わせの中身は何か
③は、積極的に運用するのか、市場全体の動きに合わせて運用するのか、など
です。
投資信託の「名前」から、内容を推測できるようになっておくと非常に便利です。
具体例
たとえば
・ セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
①セゾン投信が
②米国バンガード社の商品を通じて
③世界の複数の商品に分散投資する
・ eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
①(三菱UFJ国際投信が)eMAXIS Slimというシリーズ名で
②日本を除く全世界の株式に投資する
などです。
eMAXIS Slimには③がありませんが、
eMAXIS Slimというシリーズ名をググると
手数料が低いインデックス(特定の指数に連動する)タイプの投資信託ということがわかります。
まとめ
投資を始めてみたいと思ったら、ネット証券で口座を開き
投資信託の名前を見比べながら、少額ずつ(これ、重要!)買ってみることをおすすめします。
全世界株や先進国株の投資信託を買えば
少ない投資金額で、アップルやグーグルにも投資できますので。
そういう私が投資を始めたのは、30歳のころ。
転職したら、株式投資をしている同僚が多かったので
大手証券会社に口座を開き、東京電力の株を買いました。
今では苦い思い出です。