カウンセリング
コーチング
コンサルティング
これらは、人への支援という点で同じですが、少しずつ違いがあります。
カウンセリング・コンサルティング・コーチング
一般的に
カウンセリングの目的は「問題解決」で
相手の「過去」に着目し
マイナス状態をゼロへもっていくネガティブなサポートで
コーチングは「目標達成」のため
「未来」志向で、相手をよりプラスにしていくポジティブな支援
(もともとはスポーツからきている、説あり)
だといわれています。
そしてコンサルティングは
専門的な解、そのものを提供する支援です。
さらに、大きな違いとして
カウンセリングとコーチングは
相手の中にある答えを、一緒に見つけていくプロセスで
コンサルティングは、答えを持っているのはこちら、支援者側で
その助言をする行為、という点があげられます。
違いは「どこに」フォーカスするか
例えば、ダイエットなら
「ダイエットしたい」という思いのどこにフォーカスし、働きかけるか。
効果のある具体的な方法をアドバイスをするのが、コンサルティング。
ランニング、筋トレ、間食やめる、糖質制限、など。
達成への道のりを一緒に考え実行していくのが、コーチング。
運動を継続するには、食事制限を成功させるには、など。
そして
ダイエットしたいと思ったきっかけは、痩せたら何したい?ダイエット以外の方法は、と
気づきを促し、考えを深めていくのがカウンセリング。
「今すぐ10キロ痩せたい!」と言っていても、実は
こういう服を堂々と着れる自分でいたい、もっと社交的になりたい、自分に自信を持ちたい
のかもしれません。
新たな自分に気づくカウンセリングは「未来」志向
私はもとの立ち位置が、税理士でコンサル寄りなので
答えだけでは解決できないカウンセリング的要素に目が向くのかもしれませんが
カウンセリング=過去志向、コーチング=未来志向、という言葉にひっかかり
3つの違いを考えはじめ
自分が定期的にカウンセリングを受けてみて
「やっぱ、それは違うよな」と、はっきり感じるようになりました。
というのも、未来へ進む今の自分は、いきなり「この自分」になったわけじゃなく
過去に長~い道のりがあってのことで
いろんな事柄に、どう感じ、考えて、行動してきたか、その結果が今ですよね。
だから、カウンセリングの効果は
過去の抑圧された黒歴史の問題を解決するイメージというより
今まで知らなかった自分に気づき、それを認めて前に進むプロセス、なんじゃないかなと。
自分を氷山だとすると
カウンセリングで、赤線が下がり
未知の自分に気づき、海面下に隠れていた自分が徐々に見えてきて
よりコーチングやコンサルティングの効果が活きる、という、どれも未来志向の3層構造。
※私の理解です
「いや、この3つはまったく違うよ」と、専門家にはいわれそうですが
専門家に限らず、人が人と関わり合うことは
仕事や家庭内、学校など、社会生活の中で誰もが普通にしていることなので
こんなイメージで
相手の段階に応じて3つを使い分け、サポートできたらいいのでは、と考えました。
(ただアメリカだと、カウンセリングは
大学院修了後、一定の実務経験と専門的指導を定期的に受けているカウンセラーだけが行え
その他の人の行為はヘルピングと呼ばれ、明確に区別されているそうです)