社長がほしい人材は「素直で打たれ強い人」

生きる

数年前、プルデンシャル生命のライフプランナーの方からのお誘いで、
若手経営者向けの勉強会に継続的に参加していました。

今週末は久々に
そのメンバーとの近況報告会(と称した、おいしい中華をおなかいっぱい食べる会)があり
約2年半ぶりに再会し、経営ネタで盛り上がりました。

3年間で売り上げを3倍にできた?

当時、勉強会では自身の事業を3年で売上3倍(!)にするには、どうしたらいいかについて
メンバー全員、プレゼンしていたこともあり
それを実現できたか報告する時期として、2年半後の今はちょうどいいタイミング。

さすがに売上3倍を達成した人はいませんでしたが、かなり近づいた人はいて
他にも各自、利益率をアップさせたり、事業内容を変えたりと
「普通のやり方」では達成が難しい高い目標にどう近づくか、試し失敗し続けた2年半だったようです。

私も、法人の顧問先を減らすとか、記帳代行をやめるとか
売上高もお客様も仕事のやり方も、結構変えてきましたが…

一番難しいのが採用。でも社長の要求水準は高すぎる

そして、フリーランスの私とプルデンシャルの方を除き
みなが口を揃え課題として挙げていたのが「 採用(人材の確保) 」について。

求人に250人も応募があり、書類選考を経て50人と面接しても
誰も採用しなかった(欲しい人がいなかった)とか
採用した社員の仕事内容について母親が会社に怒鳴り込んできた、とか、人事ネタには事欠かず。

業務を拡大するには、人を増やしたい。
でも、採用活動には時間と労力がかかる。

そして社長は本業が忙しい。
忙しい仕事の合間をぬって面接しても、なかなか採用したい人はいない。
そして、妥協して採用してもすぐ辞めてしまう、などなど。

でも、勤め人経験の比較的長い私から見れば、どうしても社長は「自分」を基準として考えるので
応募者への要求が高くなりすぎているような気がします。

社長はみな、ある意味かなり突き抜けているし
それに匹敵する志高い従業員が仮にいたとしても、中小企業に応募してくる方がまれです。

社長がほしい人材

そんなスタートアップ段階の企業の社長がほしい人材を一言でいえば、「素直で打たれ強い人」。

未経験でいいし、能力もそこそこでいい。
でも、何でも素直に吸収し、簡単にはへこたれない人が一番なようです。

子どもをいい学校に行かせたり、語学や資格を習得させることに心を砕くより
とにかくたくましく育ててみたら、子どもの人生きっと面白くなるんだろうな~と
子どものいない私は無責任に思ったりするのです。

-生きる

関連記事

先入先出法は会計以外にも役に立つ

「先入先出法」は、会計の専門用語ですが 私は普段の生活でもよく使っています。 (イラっとしたときとか…) そう考えると楽になることが、結構あります。 目次1 先入先出法とは2 普段の生活でも使っていま …

講師が話したいことと聴衆が聞きたいにはズレがある

来月、講師をつとめるセミナーがあり 主催者の方が、参加希望者の事前質問をリストにして、送って下さいました。 ※まだ募集中のセミナーもあります。 ご興味のある方はこちらからどうぞ↓ 第190回 クルーセ …

税理士のための百箇条

今日は、弁護士関根稔先生の研修『税理士のための百箇条』に参加しました。 具体的な税法の研修ではなく、有料なのにも関わらず、さすがに!満員御礼でした。   税理士のための百箇条―実務と判断の指 …

体は食べたもの、心は見聞きしたものでできている

体は自分が「食べたもの」、心は「見聞きしたもの」でできています。 来年も、体と心、両方の声に耳を傾けながら、健やかに育てていこうと思います。 目次1 体は自分が食べたもの、心は見聞きしたものでできてい …

物は言いよう。だから言葉に強さを持たせない工夫も必要

※人間の言葉が通じにくいヒト 目次1 弁護士さんが作成した書面を見た感想2 言葉に強さをもたせない3 文章からも強さは伝わる4 まとめ 弁護士さんが作成した書面を見た感想 他の士業の先生と連携し、仕事 …