ウィーン・フォルクスオーパーとあるご夫婦

楽しむ

日曜は午後から上野へ足を運びました。
数時間待ち?の若冲展や、国立西洋美術館の世界遺産登録のニュースのせいか、普段以上の人出に感じます。

でも、GW中にカラヴァッジョ展には足を運んだので、今回はパス。
目的地は向かいの東京文化会館。4年ぶりに来日したウィーン・フォルクスオーパーのオペレッタ観劇でした。

前回は「メリー・ウィドウ」を観たので、今回は「こうもり」を。

でも4年前は、まだ合唱も声楽のレッスンも始めていなくて、単にすごいな~と観ていられたのに、今は、皆さんがいったいどうやって歌ってるのか(もちろん見ただけじゃわからないけど、でもでも・・・)遠くの席からオペラグラスでガン見!!です。

あのくらいの体格になれば声が出るなら、私もいくらでも太りたい。
でも、私の歌の先生は超華奢で、ウエストは私の半分くらいなので、単に太ればいいというものでもないようです。

ともあれ、軽やかな演奏と、コミカルな演技と素晴らしい歌!あっという間の3時間半でした。

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私の座席近くには、高齢のご夫婦がいらしたのですが、途中から奥様が、手をたたいたり声を出したりし始めて、第3幕の途中にご主人が「そろそろ帰ろうか?」と優しく言い、奥様の手を取り退席されました。

勝手な想像ですが、以前からクラッシックや舞台が好きで、ご夫婦でよく足を運んでいたのかも。
だからせめてまだ(多分、初期の認知症のうちは)、連れてきてあげたいとご主人が考えているのかも。

つい先日、旬刊速報税理の記事で、認知症の方が電車にはねられ、介護をしていた家族に責任が問われた裁判の細かい判決内容を読んだばかりだったこともあり・・・。

今後はこういった方と普通の人の交わる場面がますます増えるだろうから、場面場面での正解、というかあり方は、どう変わればいいのだろう、どう臨機応変に対処するべきなんだろう、と思いをめぐらせていました。

公共の場では「子育ては親の責任」と言われてしまうように、「介護は夫婦や子の責任」と言われてしまうのかな。
でも私も、自分の親や夫には、可能な限り楽しい記憶をたくさん作ってあげたいと思うだろうな・・・。

今月再び増刷され、33刷/累計46万5000部になりました。
もし見かけましたら、手に取って頂けるとうれしいです。

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