女性税理士の利点

働く

弁護士の関根稔先生が、昨日ブログにこんな記事を書かれていらっしゃいました(以下、抜粋)。

女性税理士の利点

1 経営成績が悪くても、女性税理士に示すのなら恥ずかしくない。
2 そもそも細かい数字の仕事は女性に向いている。
3 税理士が女性だということで税務調査のデメリットはない。
4 事務所の規模や、売上などで同業者と競う必要も無い。
5 女性を軽く見る経営者もいるが、男税理士も経営者とトラブルを起こす。
6 同じ職業に就いたら、男より、女性の方が優秀なのはどの業界も同じ。
7 女性に対して寛容という社会一般の優遇的視点がある。
8 子育てと両立させる意味では、他の職業に比較して格段に良い立場にいる。
9 男が2000を稼いでも女性なら800で満足できる心理的な気楽さ。
10 男税理士の競争相手は多数だが、女性の税理士は競争を意識せずに済む

女性税理士としての実感

2、3、4、7、8、9、10あたりは、間違いなくそう感じます。

男性税理士の方がよくおっしゃっているような、 小規模な事務所で恥ずかしいとか
お客様に自分でお茶を入れるのは嫌だとか、そういった気持ちはまず抱いたことがありません。

そもそも、売上は「1顧客あたりの単価×お客さまの数」であり、
直接原価のない税理士業は薄利多売さえしなければ大丈夫。
自分の稼働に見合った報酬がきちんともらえれば問題ありません。
さらに、利益は「売上-経費」ですから、従業員(給与という経費)は少ない方が利益が増えます。

ただ、大規模事務所であることを売り(ブランディング)にし
報酬を他より高く設定するという選択は(資産税なら)アリだと思います。

独立開業している立場で感じる女性税理士の利点

さらに、「独立・開業している」女性税理士という立場で、助かっている点は

・ 不動産投資や金融商品の販売や、各種代理店や業界団体への加入など、様々な勧誘を受けた際、
「女性なので(こじんまりやってます)(あまりガツガツ儲ける気はありません)」と言って断ると
すんなり納得し、引き下がってもらえるところ
・ 飛び込み営業や営業電話で「所長は外出しております」と事務員のふりをして断れること

などささいなことですが
断り下手でも 相手に不快な思いをさせずに断れるのは、非常に楽です。

女性だからといって門戸を閉ざされたり、逆に担ぎ出されたり
時代の風はその時々によって変わることを、自分自身実感していますが、
性別問わず大切なのは、着実に目の前の仕事やお客様に向き合うことかと。

もう5年以上前ですが、こういった本へ執筆したことも、今は懐かしい思い出です。

**********

先週末は、お茶の先生のお宅で朝茶事のお稽古でした。
茶懐石は赤坂の帰燕さん。奥様が同じお稽古にいらっしゃっています。
いつも通りおいしいけれど、朝茶事だから量が少ない~という女性陣の弁でした。

5月から、茶室は炉から風炉に変わりましたが、着物は一応、5月はまだ袷です。
気温はやや低めでしたが、炭の近くの正客さんは、暑くて大変そうでした。

明日より6月。着物も単衣に変わります。
梅雨空も近づきますが、一応私は誕生日月なので…それなりに楽しみです。なんやかんやと。

金継ぎの器もだいぶ増えました(←それは割るから)

-働く

関連記事

間もなく第3期未来経営塾がスタート

未来経営塾は、第2期が無事終了し、今週が卒業式です。 そして、5月からは新たな塾生12名をむかえ、第3期がスタートします。 3期生は業種もバラエティに富んでいて、女性経営者も複数いらっしゃり、 事務局 …

勤務税理士にも賠償責任?

週刊T&Aマスターの最新号には 相続税の申告業務をめぐる最近の訴訟トラブルが紹介されていました。 目次1 勤務税理士でも賠償額は所長と同じ2 自社株評価の前に相続税対策の提案?3 「税理士」の …

新オフィスに移転してよかったこと。想定外編

新しい場所での仕事にもようやく慣れました。 メトロの駅は不便かと思いましたが 地下鉄に乗り入れている路線も多く、意外とお客様からは好評です。 ほかにも移転前には予想していなかった、よかったことがいくつ …

1に誠実さ、2に相性、3・4がなくて5は・・・

日本金地金流通協会さんと生活設計塾クルーさんの講演を終え、年内の講演終了です。 複数の参加者の方から「福田先生って、歯に衣着せずにしゃべりますね」と言われ 「え?結構、着せてるつもりなんですけど」と答 …

「そんなつもりじゃなかった」と後で言わなくてすむ仕事の受け方

目次1 事前に作られたストーリー通りの話をする専門家2 依頼を受ける前に察知し、断る3 「自分の正義」を隠さない4 お知らせ 事前に作られたストーリー通りの話をする専門家 元総理銃撃事件の容疑者につい …