新宿区の認知症サポーター養成講座を受講し、晴れて「認知症サポーター」になりました。
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区の福祉課や地域包括支援センターの方によると、新宿区の高齢化率は、全国平均とほぼ同じ。
でも、高齢者の「ひとり暮らし率」となると、全国平均の倍以上だとのこと。
ひとり暮らしは認知症になりやすく、発症しても他人に気づいてもらうのが遅れます。
新宿区では、都外や都下の人を保護することも多く、特に男性は、長年のサラリーマン生活のせいなのか
会社に行こうと電車に乗り、新宿駅まできたものの、自分の居場所が分からなってしまうとか。
税理士として、認知症の増加にどう対処するかはもちろん重要です。
本人に正常な意思能力がないと、老後の財産管理や各種諸手続きが行えません。
最近は故人に加え、相続人も認知症というケースが増え、遺産分割や相続税の申告に支障が出ています。
それに加え、税理士ではなくひとりの人間として、老いる人が急増する世の中で、
自分はどう役に立てるのだろうということも、時折考えます。
講座では、「家族に迷惑をかけて心苦しい」「自分がどうなるのか不安だ」と書かれた
認知症の方の日記も紹介されました。
中途半端に専門知識があると、何か特別なことをしなくてはと考えがちですが、
まずは、認知症は「病気の一種」であると理解し、
患者さんや家族の方を、気にかける・話を聞く、だけで十分だとのこと。
確かに、特に女性(私)は、自分の話を聞いてもらえただけで満足♪ってこと、よくあります~
・・・認知症がらみでないとはいえ、
つい右から左に聞き流してしまう、業務に直接関係ないお客様の話も
今後はよほど時間のないとき以外、じっくり聞こうと思います(^_^;)
ちなみに、認知症の人と接するときに気をつけることは
・ 驚かせない(背後からではなく、前から声をかける)
・ 急がせない(ゆっくり待つ。手助けする)
・ 自尊心を傷つけない(子どもに話すような言葉で話しかけない)
だそうです。