「よい」歳からの「降りていく生き方」

生きる

先週水曜は、日本生命さんからのご依頼で、直江津へ。
越後湯沢から直江津までは、車窓に広がる田んぼを眺め、しばし目と心の休息を。

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そして金曜には、東京生保FP塾での講演が終わり、

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ほっと一息つきました。

講演は、回数を重ねても、やはり苦手な仕事のひとつです。
それでも、通常業務とは違った楽しさと充実感が味わえるので、懲りずにお受けしてしまいます。

おととい、41歳になりました。

誕生日当日はCFPの試験を受けていたので、お祝いらしいお祝いはしていませんが
今年は運転免許証の更新もあったので、新しい写真と「平成31年7月15日まで有効」の文字を見て
「次は、46歳か」とちょっとしみじみ。

以前、日経マネーの取材をお受けした際、「素敵な女性だな~」と憧れた
野村浩子さんの2冊目のご著書を、直江津への道すがら読みました。

今年、日経BP社を退社され、別の職場に移られたというおハガキを頂いていました。

人生を、4つの時期に分けて四季になぞらえば、40~60歳は
また、一日になぞらえば、40歳が正午でそれ以降は太陽が下る午後だとのこと。

41歳は、もう秋なのか・・・

本にも書かれていましたが
働き続けた女性に降りていく生き方を指南する本には、あまり出会えません。

それに、自分でリタイアメントの時期を決められる自営業ではなく
降りる時期を年齢で区切られる形、つまり「組織」で定年まで働く女性は、まだ超少数派です。

女性の方が男性より、仕事を続けるために捨ててきたもの、犠牲にしてきたものが大きいから
キャリアの下り坂を迎えたときに、より大きな矛盾を抱えてしまう、ともありました。

犠牲にしたともいえるけれど
その分もしかしたら男性より熟考し、「選択」した結果だともいえる。

捨てる勇気を持って決断した分、ひょっとしたら「後悔」は少ないのでは、と私は感じたのですが。

でも今は、自分が心身ともに健康で、好きな仕事があり
見守ってくれる家族がいて、周囲の人たちにも恵まれているからそう感じるのであって、
60歳を過ぎ「冬」の時代を迎えたら、また違う思いを抱くのかもしれません。

41歳は、より「よい」歳になるよう実りある秋を送りつつ
降りていく生き方も模索し始める時期なのでしょう。

ちなみに、降りていくに際し、趣味は3つあるといいそうです。
1.自分が一番好きなこと
2.音楽関係
3.体を動かすこと

なるほど~。ちょっとずつ始めなきゃ!

-生きる

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