DeepL未対応の言語を翻訳したいとき

筑波大学大学院・研究

英語ならGoogle翻訳よりDeepL

英語を日本語に訳すなら
DeepLを使うのが最も精度が高く、自然な日本語訳になります。

DeepLは、無料で使用できる機械翻訳です。

Webブラウザでもアプリでも利用でき
文章をコピペして貼り付け、翻訳したり
ワードやPDFの文書を丸ごと、翻訳したりできます。

普段使いなら無料版で十分ですが
私は大学院在学中は、有料プランにしていました。

無料版だと1度に翻訳できる字数や
文書を丸ごとを翻訳できる数に、1か月単位での制限があるからです。

出典:DeepL

Google翻訳を使っている方も多いでしょうが
DeepLの方が、訳がなめらかで
かつ、専門用語が正しく翻訳されている気がします。

また、Web上でオープンアクセスにはなっていないけれど
内容を知りたい論文があったとき

私はReserchGate(研究者のSNSのようなもの)を使い
直接、著者である海外の研究者にコンタクトし、入手していました。

そういったときの問い合わせメールも
相手の国籍を問わず、まず英語で送れば問題ないので

日本語で作った文章をDeepLにコピペし、多少、手を入れて送ればよく
時間的にとても助かりました。

欠点は対応言語の少なさ

DeepLの欠点は、対応言語の少なさです。

現状、以下の26言語にしか対応していません。

 

出典:DeepL

欧州の対応言語は多いのですが、アジアの言語が少なく
私は、韓国語の論文を読もうとして、つまづきました。

一方、Google翻訳は100以上の言語に対応していて
韓国語もOKだったので

Google翻訳で、韓国語の論文を日本語に翻訳してみたところ

「Ⅰ. Monjenic機」とか ※おそらく「Ⅰ. 問題提起」
「Ⅲ. Yonggu方法」とか ※おそらく「Ⅲ. 調査方法」

ちっとも日本語訳になっていなかったり
研究内容を理解できるようなレベルではありませんでした。

そこで、試しに

・まず、Google翻訳を使い、韓国語→英語
・次に、DeepLを使い、英語→日本語

という2段階で翻訳してみたところ、素晴らしく読みやすい日本語になり↓

どんな言語の論文も
ひとまずそれなりに正しい「英語」に訳せれば

そこから先はDeepLが
読みやすい日本語に訳してくれることが分かり、安心しました。

Google翻訳も進化していた!

ただ実は、上記の韓国語論文を訳したのは半年前だったので

今日改めて、Google翻訳で
韓国語から日本語に直接訳してみたところ

前回、意味不明だった「Ⅰ. Monjenic機」は
ちゃんと「Ⅰ。問題提起」と翻訳されています。

「Ⅰ.」が「Ⅰ。」にはなっていますが
日本語の文章も以前より、少し読みやすくなっていました。

Google翻訳も、日々進歩してるんですね。

まとめ

英語↔日本語の翻訳なら、DeepLを使うのが一番ですが

DeepL未対応の言語を訳すなら、①②のいずれか

①Google翻訳で、直接「DeepL未対応言語→日本語」に訳す
②まず、Google翻訳で「DeepL未対応言語→英語」に訳し、次にDeepLで「英語→日本語」に訳す

で対応できます。

①のワンステップ方式だと、日本語で内容が理解できないときは
手間はかかりますが、②の2ステップ方式で訳してみることをおすすめします。

ただもしもっと簡単な方法をご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えて頂けたら…

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